山都町では平成21年3月に「山都町水道ビジョン」を策定し、事業の効率的かつ持続的な運営のため、昨年度までに町内における簡易水道等の統合(令和2年3月認可済)など進めてまいりました。しかしながら、近年は平成28年の熊本地震や梅雨前線豪雨などといった大規模自然
災害が相次いでおり、水道事業における災害対策はより重要となっています。また、給水人口の急激な減少に伴う財政圧迫、老朽管の更新など全国の水道事業体と同じように早急に課題に取り組まなければなりません。
そこで、山積する各種の課題に対応し、安定的に水道事業を持続させるため、新たに「山都町水道ビジョン(令和2年度版)」を策定する運びとなりました。本ビジョンでは、前回のビジョンで掲げた具体的な取り組みを評価するとともに、事業の現状分析を行うことで、事業運営における課題を抽出します。そして財政収支の見通しを行ったうえで、今後10年間における水道事業の方向性と具体的な取り組み、さらに経営戦略を策定します。