リフィル処方せんとは、症状が安定している患者に対し医師が、長期処方が可能であると判断した場合に一定期間内に最大3回まで使用できる処方せんのことです。
リフィル処方せんを使用することにより、医療機関を受診する回数が少なくなり、通院負担を軽減できるメリットがあります。
[1回目]医療機関を受診
医師の診察を受けてリフィル処方せんを発行してもらい、薬局で薬を受け取ります。
リフィル処方せんとして使用できる処方せんには「リフィル可」の欄にチェックが入り、使用可能な回数が記載されています。(最大3回)
※この時リフィル処方せんは薬局から返却されますので、紛失しないように注意が必要です。
[2回目]直接薬局で薬を受け取る
調剤予定日の定められた期間内に処方せんをもって薬局へ行き、薬をもらいます。
医師の診察を受けることなく直接薬局へ薬を受け取りに行くことができます。
※リフィル処方が3回と記載されている場合は、この時も処方せんが返却されます。
[3回目]直接薬局で薬を受け取る
2回目と同じように調剤予定日の定められた期間内に薬局で薬をもらいます。
※使用回数まで達したリフィル処方せんは薬局で回収されます。
◆リフィル処方せんの使用回数が終了した後は再び医師の診察が必要となります。
■ リフィル処方せんを使用する場合は、受取期間内で薬を受け取ることや、処方せんの保管に注意が必要となります。
■ 継続的な薬学的管理指導を受けるため、同一薬局での調剤が推奨されています。
■ リフィル処方せんの有効な期間内であっても、気になる症状や体調変化がある場合には、医師の診察を受けましょう。
■ 投薬量に制限のある医薬品や湿布薬など、対象外のものもあります。