町内には、通潤橋をはじめ多くの石橋が存在します。これらの多くは阿蘇火山起源の凝灰岩(ぎょうかいがん)の石材で造られていますが、将来における修理を想定した場合、操業している石切場がなくなる可能性が高く、同種の石材の確保が困難になることが予想されます。
そのため、石垣の解体工事などで生じた石材の処分をご検討の方は、ぜひ下記までご連絡ください。
ご相談のうえ、石橋の修復材として利用できそうなものは、当方でストックさせていただくことを検討します。
留意事項
・引き取りを検討させていただく石材は、石垣等で用いられた間知石(四角錘上の石)を中心に考えています。
・ご連絡いただいたのち、石材を確認させていただき、対応をご相談させてください。
石材転用の事例
写真 左 熊本地震による転石 / 写真 中 転石から通潤橋通水管への加工 / 写真 右 新たに設置した石管
平成30年通潤橋壁石崩落に伴う復旧工事において、橋上の石管列1列を解体し、新たな通水管を用いています。この石管にした石材は、熊本地震による転石を利用しています。この石材は、復旧工事の受注者である株式会社尾上建設のご厚意により確保されていました。
現在、通潤橋の通水管の大きさが確保できる同質の石材が採取できる石山は操業しておらず、入手は困難となっています。