「通潤用水」がICID(国際かんがい排水委員会)が登録する「かんがい施設遺産」
に決定しました。
○ ICID(国際かんがい排水委員会)とは
かんがい・排水・治水等の分野で科学技術の研究・開発、経験知見等の交流の奨励及び
促進を図ることを目的として1950年(昭和25年)にインドに設立されたNGO(非政府組織)
です。
○ かんがい施設遺産
かんがい施設遺産は、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、建設から
100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設された
歴史的・技術的・社会的に価値がある施設を登録・表彰するために本年度から始まった
ものです。
ICID本部に設置された審査委員会において、各国のICID国内委員会から申請のあった候補施設の審査が
行われ、平成26年9月16日に大韓民国光州広域市で開催された第65回ICID国際執行理事会において、
5ヶ国17施設がかんがい施設遺産として登録されることが決定しました。
うち、ICID日本国内委員会が候補施設として申請した下記の9施設ががんかい施設遺産として登録される
ことが決定しました。
1 稲生川(いなおいがわ)(青森県十和田市)
2 雄川堰(おがわぜき)(群馬県甘楽町)
3 深良用水(ふからようすい)(静岡県裾野市)
4 七ヶ用水(しちかようすい)(石川県白山市)
5 立梅用水(たちばいようすい)(三重県多気町)
6 狭山池(さやまいけ)(大阪府大阪狭山市)
7 淡山疏水(たんざんそすい)(兵庫県神戸市他)
8 山田堰、堀川用水、水車群(やまだぜき、ほりかわようすい、すいしゃぐん)(福岡県朝倉市)
9 通潤用水(つうじゅんようすい)(熊本県山都町)