文化庁から、令和3年7月16日(金曜日)に開催された国の文化審議会において、本町に所在する「通潤酒造店舗及び主屋」を新たに登録有形文化財(建造物)とするよう答申が出されたことについて、発表がありました。
「通潤酒造店舗及び主屋」 国の有形文化財への登録答申に係る山都町長コメント
この度、国の文化審議会におきまして、本町に所在する「通潤酒造店舗及び主屋」を登録有形文化財(建造物)として登録するよう答申が出されました。
この建造物は、往還に面する表構えに趣向を凝らし、丁寧に施工された上質な意匠が良好な状態で随所に残されています。日向往還の宿場として繁栄し、自然のもので製作された大造り物の引き廻しで有名な「八朔祭」の舞台にもなっている浜町の歴史や文化の象徴となる建造物であります。
本町では、新型コロナウイルス感染症の影響から昨年に続き本年も八朔祭の開催が中止となり非常に残念に思っておりましたところ、この度の登録に向けた答申が出され、町の明るい話題となり非常に嬉しく思います。今後の町の活性化や歴史文化を活かしたまちづくりにつながることを期待しています。
一度は平成28年熊本地震で被災されましたが、歴史ある建造物を守り酒造業を継承されてこられた所有者に御礼を申し上げると共に、心より敬意を表します。また、復旧にあたりご尽力をいただきました熊本県、熊本県建築士会ヘリテージマネージャー、施工業者の皆さま方にも感謝を申し上げます。
令和3年7月16日 山都町長 梅田 穰