「令和7年度山都町国民健康保険事業運営計画」の策定について
この度、山都町では、被保険者代表、保険医等代表及び公益代表で構成される山都町国民健康保険運営協議会(令和7年2月27日開催)における議論を受けて、「令和7年度山都町国民健康保険事業運営計画」を下記のとおり策定しましたので、お知らせします。
1 計画策定の趣旨
被保険者の皆様が将来にわたって必要な医療を安心して受けられるよう、山都町国民健康保険の置かれた現状と課題を確認するとともに、『「山の都」での暮らしを守る環境づくり』の取組とも連携しつつ、医療費の適正化や確実な財源の確保など収支改善に向けて取り組むべき各種方策について掲載し、着実な推進につなげることで、本町国保の運営安定化を図るために策定するものです。
また昨今、レセプトの電子化や特定健康診査の結果等の蓄積が進み、データ分析に基づく効果的な保健事業の実施が可能な環境が整いつつあることから、データに基づいた保健事業をPDCAサイクルによって実施する取組「第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)」及び「第4期特定健康診査・特定保健指導実施計画」に基づき取組を進めてまいります。
(1)国民健康保険制度の構造的な問題
・低所得者、前期高齢者(65歳から74歳まで)の加入割合が高い。
・医療費や保険料(税)に大きな地域格差がある。
(2)本町国民健康保険における医療費等の状況
・医療の高度化・高額化の影響に伴い、一人当たり医療費は毎年度増加している。
・被保険者数の減少及び所得の減少等の影響により、保険税収納額は毎年度減少している。
・特定健康診査の受診率は、全国・県内におけても高い順位を維持しているが、減少傾向にある。
3 令和7年度における具体的な取組計画
(1)収入面の取組(財源確保の取組)
・適正な保険資格管理の推進
・国民健康保険税の適正賦課
・保険税収納率向上への取組
(2)支出面の取組(医療費適正化の取組)
・被保険者への啓発
・レセプト点検の強化
・重複・頻回受診者への指導
・給付管理の適正化
・保健事業・インセンティブ制度への取組
(3)マイナンバーカードの健康保険証利用の促進に向けた取組
・マイナ保険証の利用状況
・マイナ保険証の利用促進への取組