令和3年10月14日、「通潤酒造店舗及び主屋」(ふりがな:つうじゅんしゅぞうてんぽおよびおもや)が、国の登録有形文化財に登録されました。
この建物は、日向往還の宿場として栄えた浜町の歴史や文化を象徴し、我が国の歴史的景観に寄与するものとして登録されたものです。
国の登録有形文化財は、山都町では「大川阿蘇神社農村舞台」に続き、2件目となりました。
[名称]通潤酒造店舗及び主屋
[構造・形式]土蔵造(主屋部木造)、2階建、瓦葺
[建築面積]327平方メートル
[特徴]
・店舗の背後に主屋の棟を直交して接続させ、店舗正面の上部に主屋の屋根の一部(妻側)を見せることで、正面からの外観は千鳥破風(ちどりはふ)を想起させる特異な意匠となってる。
・設計者・施工者は不明だが、丁寧に施工された上質な意匠が良好な状態で随所に残されている。
・日向往還の宿場として栄えた浜町の商家の特徴を今日に伝える象徴的な建造物である。