重要文化財「通潤橋」保存修理工事 進捗状況 [ (1) ] [ (2) ] [ (3) ]
山都町では、4月末の通潤橋保存修理工事の見学所の設置以降、仮設足場の設置及び資材を搬出入するためのケーブルクレーンの設置を行っています。
これらの完了に伴い、6月1日より橋上にある通水管の被害状況を確認するため、橋上の掘削を開始しました。
通水管の間にある盛土の下部には、橋本体への雨水等の浸透防ぐため、赤土-漆喰たたき-赤土の3層からなる不透水層があります。(図1 橋上の断面図)。ひとまず1層目の赤土まで掘削し、通水管等の被害箇所の特定を行います。
掘削は、小型重機と人力で行っており、排土はケーブルクレーンに吊るしたバケットで搬出しています。
是非この機会しか見ることのできない通潤橋をご覧下さい。
工事の様子は、通潤橋そばに設置している見学所よりご覧いただけます。
見学所の利用については、こちらからご確認下さい。
life/pub/detail.aspx?c_id=46&type=top&id=803

図1 通潤橋 橋上の断面図

写真1 仮設足場を設置した通潤橋[平成29年6月1日 生涯学習課 撮影]

写真2 掘削作業の様子[平成29年6月3日 生涯学習課 撮影]

写真3 見学所からみた掘削作業の様子[平成29年6月3日 生涯学習課 撮影]

写真4 検出した赤土の様子(左上方は放水口下へ通じる排水口)
[平成29年6月1日 生涯学習課 撮影]

写真5 放水口側へつながる排水口の様子(平成29年6月1日 生涯学習課 撮影)