旧国民宿舎通潤山荘は、観光の振興を図り、もって雇用の増大、住民福祉の向上に資することを目的に、
町の公の施設として、平成14年にリニューアルオープンしました。客室36室、宿泊定員133人の温泉宿泊
施設として、豪快な放水で知られる「通潤橋」の目の前で四季折々の里山の風景を求めて年間13.5万人
(熊本地震前)の方々に利用されてきました。
そのような中、平成28年熊本地震やその後の豪雨災害、新型コロナウィルス感染拡大等による利用客の
減少により経営状況が厳しさを増すこととなり、現行の運営制度では、様々な対応が課題となっていました。
しかしながら、今後も本町の温泉宿泊施設として、且つ、中核的な観光拠点として維持していく必要がある
と考え、これまでにない自由な発想と集客可能な施設への投資や時代に即した経営方針の導入により、一層の
交流人口の拡大と地域の活性化を図るため、旧国民宿舎通潤山荘の土地、建物及び温泉権等を民間事業者へ一括
して売却することといたしました。
なお、売却にあたっては、本募集要項で定める売却条件等を満たし、かつ、宿泊業の専門的なノウハウと人材
を有するとともに、施設利用者へのサービス向上や地域の観光振興に寄与することが期待できる民間事業者を、
売却候補者として選定するよう、公募型プロポーザル方式により募集を行うものです。