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  一昨日男成神社に、一時(3時間)里帰りした「友成」に会いに行きました。

神前に祭られた「友成」を見て、思わず「お帰りなさい」と心の中で呼びかけました。

 昨年県立美術館の展示室で見た「友成」と、昨日男成神社の神前で見た「友成」とは、背景が違うからでしょうか印象が違いました。

...

 説明書きによれば、刃文(刀身の波模様)は直刃(すくは→直線的な刃文)で、太刀(たち→刃を下にしてぶら下げ、馬上で使用することを想定して作られる刀)を磨り上げて、打刀(うちかたな→刃を上にし地上で使用することを想定して作られる刀、そのため太刀に比べて短く反りも浅い)としたものだそうです。


 ちなみに「友成」とは太刀銘で、平安時代の古備前(岡山県東部)鍛冶の刀工の銘です。この名跡は後代まで引き継がれ、この太刀は鎌倉期のものであろうとされています。


 昨日のメインは「友成」でしたが、社前には修復を終えた熊本藩第8代藩主細川齋茲公揮毫による「男成社」社号条幅や九曜紋入り漆塗箱も展示されていました。すばらしい書であるとともに、その修復の完成度の高さに驚きました。修復前の写真と見比べ、よくぞここまで立派に修復したものだと思いました。


 細川齋茲公と言えば、五老ケ滝や千滝などの領内名勝図鑑の作成を命じた殿様であり、矢部には何度もおいでに

なっています。狩りにおいでになったときに、昨日花見をしました山神山で祭りをされています。


 また、本日花見に行く予定の山都町原の原住家の「延寿桜」にも、たいへんゆかりのある殿様でもあります。


コメント(1件)
1   友成 潤と申します
友成と言う刀が存在していたのですね。

非常にあったかい感じがします。
ありがとうございます。
友成潤 2019年11月24日 22時06分14秒     

 

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