【11月 一般書】貸出ランキング&おすすめ本(*'ω'*) 最終更新日:2024年11月6日 【11月 一般書】貸出ランキング&おすすめ本 先月よく借りられた本のご紹介 『愛しさに気づかぬうちに』 著:川口 俊和とある町のとある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があった。その席に座るとその席に座っている間だけ望んだ通りの「時間」に移動ができるという。ただし、そこにはめんどくさい……非常にめんどくさいルールがあった。制限時間はカップにコーヒーを注いでから、そのコーヒーが冷めるまでの間だけ。喫茶店の名前は、フニクリフニクラ。この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。 『フェイク・マッスル』 著:日野 瑛太郎たった3ヵ月のトレーニング期間で、人気アイドル大峰颯太がボディービル大会の上位入賞を果たした。SNS上では「そんな短期間であの筋肉ができるわけがない、あれは偽りの筋肉だ」と、ドーピングを指摘する声が持ち上がり、炎上状態となってしまう。当の大峰は疑惑を完全否定し、騒動を嘲笑うかのように、「会いに行けるパーソナルジム」を六本木にオープンさせるのだった。文芸編集者を志しながら、『週刊鶏鳴』に配属された新人記者・松村健太郎は、この疑惑についての潜入取材を命じられ、ジムへ入会する。馬場智則というベテラン会員の助力を得て、大峰のパーソナルトレーニングを受講できるまでに成長。ついに得た大峰との一対一のトレーニングの場で、ドーピングを認める発言を引き出そうとするが、のらりくらりと躱されてしまう。あの筋肉は本物か偽物か。松村は、ある大胆な方法で大峰をドーピング検査にかけることを考え付くのだが――?フェイクが氾濫する時代の、「真実の物語」が始まった。『ポンコツ一家』 著:にしおかすみこうちは、母、80歳、認知症。姉、47歳、ダウン症。父、81歳、酔っ払い。ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。全員ポンコツである。ただ、皆が皆ずっとこうだった訳ではない。何十年かぶりに、私は実家に戻った。まずはその理由を、いや長めの愚痴にお付き合い頂けたら、とても嬉しい――。「どこのどいつだ~い?」「あたしだよっ!」「にしおか~すみこだよっ」ロングヘアをなびかせ、SMの女王様の格好で行う漫談で人気を博し、エンタの神様にも出演していた芸人・にしおかすみこさん。現在46歳で、髪もバッサリショートヘアにカットしたにしおかさんが「全員ポンコツ」と語る、自分の家族と介護の物語。『頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日』 著:加藤 俊徳寝るまえの新習慣!1分音読はこどもの「脳」を育てすべての学習の基盤となる「読む力」を伸ばします。脳のネットワークが発達する!文字を見て、声に出し、耳で聴き、理解する――。音読は視覚系・聴覚系・理解系の脳番地をつなげ、脳をぐんぐん発達させます。1分ぼどで読める、リズムのよい名文、楽しいお話、おもしろい言葉などが満載です。教科書体を採用し、脳科学に基づいて、文字のサイズ、助詞などの差別化、文章の長さなど、こどもの集中と理解のための工夫を凝らしています。寝ている間に地頭がよくなる!文を味わった余韻が夜脳活のスイッチとなり、質のよい眠りに導いて記憶の整理と定着を促します。音読で寝ている間に地頭がよくなるのです。【コミック部門】『ケーキの切れない非行少年たち』 著:宮口 幸治少年院に収監される非行少年たちの中で、少なくない確率で境界知能の少年がいる…『「子どもを殺してください」という親たち』の鈴木マサカズ最新作!! 累計60万部突破の新書漫画化! 少年院と境界知能の闇に迫る。 スタッフから今月のおすすめ本『大きな木のような人』 著:いせ ひでこ パリの植物園で、植物学者と少女が出会う。少女は植物の面白さに目覚め、心に何かが芽生えたことを感じる。雄大な植物に囲まれた、小さいけれど感動的な出会い──。 『錦繡』 著:宮本 輝 「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』 著:ファン・ボルム【2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位】完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。『ハリネズミの願い』 著:トーン・テレヘン親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。……でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。『くるみ割り人形』 著:E.T.A.ホフマンチャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』の原作として知られる、1816年にドイツで発表された古典文学の新装版です。クリスマスプレゼントのくるみ割り人形が繰り広げる、不思議なお話。マリメッコのデザイナーとして活躍するサンナ・アンヌッカによる挿画が魅力です。