梅や柿など定番の庭木、公園や散歩道で出合うクワやマタタビ、ムクロジ、ドクダミやヨモギなど、木と草、全51種を紹介します。在来種の苗木の生産販売をしながら、自宅の庭と畑で野外保育室を営む著者が、それぞれ食べ方やお茶、薬湯のつくり方、草木染め、やってくる鳥や虫の観察ポイントなど、あらゆる活用法を解説します。草木の名前や使い方を知ると、散歩が楽しくなります。ふつう「庭木」にしない草木の植え方や育て方がわかるほか、「庭」がなくても草木のある暮らしを楽しむヒントが詰まった、散歩本としてもおすすめです。

『世界はうつくしいと』は、そう言っていいなら、寛ぎのときのための詩集である。二十七篇の詩は、六年の日月をかけ、季節が一つめぐってくる毎に一つずつ、目の前の風景のなかにひそむ消滅点を一つずつ、じぶんの指で確かめるようにして、ゆっくり書き継がれた。
ここにあるのは深く緩やかな言葉である。性急な時期は過ぎ去った、人生の午後はゆっくりと風景や時間に向きあうことがたいせつ。だれもが感じる日々の感興が、奥行きのある知性とますます自在な詩法で書き留められた、大人のためのポエム・コレクション。

日本の四季はおもしろい。お正月、節分、お花見、潮干狩り、七夕、ハロウィン、クリスマス…日本伝統の行事、外国からきた行事はさまざま。また、大そうじや衣替えといった家事も、季節の行事といえるでしょう。
そんなさまざまな行事を、「めんどうくさいから」とやらずにすませたり、いやいやするなんてもったいない!子どもと、家族といっしょに体験する季節の行事は楽しさと発見に満ちています。
難しい知識はいりません。「正式」なんて気にする必要もありません。
それぞれの「親子」にあったスタイルで、もっともっと季節を味わい尽くしましょう!