柳本大明神の西の御手洗で,神様に捧げる清浄な水というので「塩井手」と呼ばれていた。樹齢千年とも云われた国指定の天然記念物のケヤキがそびえていたが,昭和33年の大火で焼け切り倒された。ここは,郡浦(こおのうら)からの塩の道の中継点でもある。柳本神社前では家臣が馬から降りて通過したから下馬尾と称する伝承がある。