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移住して、4年。 上田さんご家族

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 上田さん家族

上田さんご家族 移住して、4年

 『自分たちが考える暮らしに近いのが農業でした。』
 
 

自分たちが考える暮らしに近いのが農業でした。

 

上田さん家族2
「農業が、自分 や家族のルーツになるかなという思いもあって。作物づくりもやっぱり根っこが大事で、普段なかなか目に見えない地下の基盤を大切にしていきたい」。2019年4月に農家として独立した上田裕之さんが、『ルーツオーガニックファーム』という屋号に込めた想いを教えてくれた。現在、サトイモやタマネギ、ニンジンなどの野菜を有機栽培で育てている。

 奥様・佳奈さんとは、ワーキングホリデーで滞在中のオーストラリアで出会った。佳奈さんの実家が熊本県ということもあり、富山県出身の裕之さんは熊本に移住することを決意。いろんな地域を見て回る中、町の『山の都地域しごとセンター』を通して、町内の飲食店で働く縁を持った。「その頃、いつか”飲食店”と”農業”をミックスしたようなことをやりたいなと思っていて。すぐに農業は難しいと思っていたので、飲食店でお世話になることにしました」。最初の1年間は、町が用意した短期滞在施設に居住。ほどなく佳奈さんが妊娠・出産。しかし、産後の大変な時期に裕之さんは 仕事でなかなか家に居られず、サポートできないことが気にかかっていた。

 

農家として新たにスタート

Roots Organic Farm
農家として独立してつけた屋号

Roots Organic Farm
(ルーツオーガニックファーム)

裕之さんはお世話になった飲食店をやめ、農業に従事することを決意。町の農業研修制度を活用して1年間有機農家のもと、OJTで研修を受けた。同時に、”農家”としての家探しも始まった。トラクターやコンテナが置ける納屋があるのは最低条件。さらに、町内でも畑の面積が広いと言われる今の場所しかないと思い、転居。近所の方に農地を紹介してもらうことができ、初年度は想定していた以上に満足のいく成果が出たという。地元の農家の集まりにも所属。栽培技術について尋ねれば何でも教えてくれる風通しの良い環境や人の繋がりも、裕之さんを後押しした。

 

 

    

 

 

お気に入りは食料自給率の高さ!

唐辛子味噌

ニンジンのお返しにいただいた唐辛子味噌

 

自家製味噌
熊本に移住してから作りはじめた自家製味噌

「先日、猪鍋をしたんですけど、買ったのは豆腐くらい。自家製の味噌もあるし、育てた野菜やいただいた食材などで立派な食事になりました。ご近所の方との物々交換も暮らしの楽しみのひとつです」と佳奈さん。最初は知り合いもいない中、地域の女性の集まりもあるなど不安や戸惑うこともあったが、少しずつ知り合いも増え、育児のことを相談する人もできた。「町の子育て支援センターの方も、地域の皆さんもとても親切で。同じ歳の子を持つ方もいて、安心感はとてもありますね。住めば都です」と笑顔。
 

 
 

 

新たな家族を迎えより豊かな暮らしへ

 

 上田家では、もうすぐ新たな家族を迎える。妹の誕生が待ち遠しいお姉ちゃんは、はにかみながらママのお腹に頬をあてる。仕事に一生懸命になって生活がおろそかになるよりも、家族とのかけがえのない時間や暮らしを大事にしたい。人生の基盤を大切に思う上田さん家族にとって、最適な暮らしがここにある。
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