移住者インタビュー17(熊本県立大生インターシップ編)

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-移住するまでの暮らし-

●坂田 誠久さん(右)

 1958年生まれ。通称ボビーさん。10年間のサラリーマン生活を経て退職。その後、趣味のアウトドアがきっかけで1991年に日本初となるモーターホームサービスの会社を設立。

 

●陽子さん(左)

 1957年生まれ。通称ナンシーさん。ボビーさんが設立した会社で働いていた。ナンシーさんの手料理は絶品です!

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-山都町に住んでの感想を教えてください-


●ボビーさん

インフラ整備がきちんとされていないなど環境にやさしくないシステムが未だに残っていて、移住

前の生活に比べて少し不便な点もあるのが現状です。しかし、自然の中で愛犬ものびのびと過ごし

ていて人間はもちろん愛犬も過ごしやすい環境です。また、山都町は家庭菜園をしている方や農家

の方が多いので、ご近所さんが野菜をお裾分けしてくださったり、現在住んでいる家の改修を手伝

っていただいたりと人の温かさを感じています。

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コテツ(左)・コハル(右)

現在は、移住の目的でもある農業をしながらナンシーさん、愛犬のコハル、コテツと移住ライフを楽しんでいらっしゃる様子がうかがえました!


-ボビーさんとナンシーさんの日常-

●ボビーさん

夜に色々と調べものをするため朝はゆっくり起床します。今はまだ畑がそれほど稼働していないのですが畑仕事があるときにはみっちりと畑仕事をします。役場の方や地域の方々と関わる機会も多く、移住者の方のお手伝いなどもしています。自分にできることをどんどんしていきたいと考えているので、空いている時間にイベントに使えそうな場所の視察にも出掛けています。土日の休みには毎週のように県外から友達が遊びに来ています。また横浜の会社からは社員の方々が社員旅行をかねて遊びに来る予定です。一緒に稲刈りをしてお米を食べてもらいたいと思っています。収穫体験によって農業への関心が高まるような活動をこれからやっていきたいと思っています。


●ナンシーさん

犬と一緒に5時に起床します。犬にご飯をあげて、それから田畑を見に行くのが毎日の日課です。朝から近所の方に挨拶をして回ると、帰りにお野菜をいただくなど、町の方との交流ができていると思います。帰宅するとご飯の支度や洗濯などの家事をします。


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インタビューのようす

移住先に山都町を選んだ理由を教えてください-

●ボビーさん

移住をした理由の1つに、日本の農業を変えたいという目標があります。現在、世界では、有機農業がスタンダードとなりつつあります。もちろん既存の農業もビジネスとして成り立ってはいますが、世界が求めているものは有機農業ではないかと考えます。山都町を選んだ理由は有機農業がしやすいということです。ふるさと回帰支援センターが山都町などへの移住を求めるイベントやセミナーを行っていたことがきっかけとなりました。有機農業をしない自治体がある中、山都町は有機農業に対して町をあげて積極的な姿勢である点に魅力を感じました。

 

-これから山都町でしたいこと-

●ボビーさん

 山都町と協力してやりたいプロジェクトがあります。今は使用されていない施設を利用して、シェアオフィスやシェアハウスを開こうと企画しています。そこを基地にして、モノづくりや会社の設立、特産物の加工、販売を「九州のおへそ」で行い、広めることができれば面白いと思っています!みんなも面白いことしたいと思いませんか?山都町の安い木材などを使用して、アイデア次第でこんな風に変わるというモデルプランを提唱したいです。

 また、山都町は有機農業を推進しているため、収穫体験などのイベントを通し、農業の理解や関心を深める活動もしたいです。イベントで「どうせ食べるなら、有機野菜がいいね!」と思ってもらえるようにしたいなぁ。

 それに加えて、ツアーやグランピングの企画やアスレチックができる場所を作ることもしたいです。とにかく自分にできることはたくさんしたいと思います!





―私たちが取材しました!―

県大生と坂田夫婦

私たちは熊本県立大学綜合管理学部総合管理学科の3年生です。

夏季インターンシップで山都町役場の方々にお世話になりました。

そのインターンシップ期間中にご紹介いただいたボビーさんとナンシーさんに

今回インタビューをさせていただきました。

 貴重なお話をしていただき、ありがとうございました!

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