台地には全部で6基の基壇がありますが、どれも毀損しており残念です。 建立された当時は、下市の「御廟」や畑の「おたっちょさん」のように荘厳さ極まりなかったと思いますが、時代の流れと共に荒廃してしまいました。

 

 板碑については、(1)で慶(華)蔵寺墓地登り口横の板碑について紹介しましたが、この墓地内には以下のような大小様々な板碑があります。これらの板碑の中で、ぼくが一番興味を持つのは、この墓地内で一番大きい板碑です。大きいと云うこともあるのですが、この板碑の下に眠る人は法名蟾馨浄満信士覚霊位と云う方で永禄12年(1569)に亡くなられた方です。この人の位牌が下市の岩尾山妙景寺にあるんです。

 

この岩尾山妙景寺は、ぼくの実家の前なので子どもの時によくこの妙景寺の境内で遊んでいました。当時は、これが位牌だとも知らずにおもちゃにしていたかも知れません。

 

2021年10月13日更新