移住者インタビュー27 比嘉 大輔・昭子さん
今回は、大阪から熊本市へ、そして2023年10月に山都町に移住され、現在 株式会社でしかの協力隊として活躍されている比嘉さん夫妻にお話を伺いしました。

今の活動内容(毎日の生活)
現在、株式会社でしかの地域おこし協力隊として、イベント出店や(株)でしかの事業である食育教育、農泊事業の準備、農業体験イベントの手伝いなどを行っています。また地域おこし協力隊として3年目を迎え、独立後の準備を進めています。
山都町へ移住した理由は?
熊本地震の後に大阪から熊本へ移住してきました。
阿蘇や天草などの大自然や熊本の人の優しさに魅力を感じ熊本に移住することを決めました。その後、熊本市内で飲食店を営む中で山都町の食材のおいしさに惹かれ、幣立神社や八朔祭などで山都町へよく足を運んでいました。その後、コロナ過となり色々な方との出会いも重なり山都町への移住を決意しました。
山都町に住んでみての感想は?
移住する前から感じていた通り、周りの方もとても良い方で今の生活に満足しています。地域の草刈りはとても大変ですが、それ以上に集落の方によくして頂いています。そして大変な草刈りの後にも必ず慰労会(飲み方)があり、タフな方が多いなと(笑)
山都町で好き/お気に入りの場所は?
自宅です。1年ほどに、蘇陽地区の空き家物件を購入しました。リフォームにはそれなりにかかりましたが、改修を終え今は自宅が一番のお気に入りの場所です。
目の前の庭や畑にはシカや狸も出没しますが、愛猫2匹と共に穏やかに暮らしています。

〈インタビューした日はとても天気が良く今からは目の前に菜の花の最多庭が広がっていて気持ちの良い風が入ってきていました。〉
今後していきたいことは?
自宅の近くの畑を購入し、ぶどう栽培を始めます。今は苗を購入し圃場の準備を進めているところです。併せて自宅に加工所を併設しました。今後は「からりキッチン」として惣菜や菓子の製造販売も行っていきます。
(ぶどう畑の園長 愛猫のポー君と。毎日ブドウの状態を監視して作業指示を出してくれます)
空き家に住んでみた感想/地域や近所の人との関わりは?
片付けや改修はとても大変でしたが、地域の方にも助けられながら楽しく過ごしています。
これから移住を考えている人に一言。
人との関係性が街と地方では違います。でも、どこにいても人との繋がりを大切にすることが大事だと思います。肩肘をはらずにゆっくり地域になじんでいく。地域の活動に協力してお互いを尊重しあえれば心地よい関係性を築くことが出来ると思います。