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移住者インタビュー14 熊本佳子さん

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移住者インタビュー14  熊本佳子さん 49才


埼玉県からお子さん(当時3才、現在小4)とともに家族で移住。7年目を迎えた熊本さんに話を伺ってきました。

 

 

 
 

山都町へ移住した理由は?

2011年の東日本大震災を機に、山都町に移住しました。震災後、今、起こっていることの正確な情報や、これからどう行動すべきか…などを考えあぐねて、とにかくネットで検索していた中で、たどり着いた山都町の「有機農業研修」施設の情報。行ったこともない九州、熊本県・山都町でしたが、この情報が頭から離れませんでした。そして結局この研修施設にお世話になることに決めました。農業経験ありませんでしたが、「一から教えてくださる」、「保育園の心配ない」ということで、心の準備もせずに「来ちゃった!」という形です(笑)。
 
現在、小学校の教諭補助の仕事をしながら、この夏、浜町の交流スペース「山都ふらっと」で、夏休み限定の寺子屋をオープンされました。寺子屋は、お一人で頑張っておられる(シングル)家庭のお子さんは無料。その他割引も。熊本さんの優しさを感じます。
子どもたちから「勉強って意外と楽しいね!」と思ってもらえれば最高です。寺子屋の会場「山都ふらっと」には、子ども向けの絵本に加え、付き添いの保護者の方のために子育てに役立つ本なども置いてありました。
 

山都町の魅力、は何だと思いますか?

自然が多く、食が豊か、都会では希薄な「地域のことは自分たちで担う」という意思があり、とにかく地域の方の結束力がすごいなぁと思います。
 
 

山都町の人、近所つきあい、交流はありますか?

みんなに良くしてもらっています。こちらの子どものいる家庭の庭先には、8月1日に大きな七夕の飾りを掲げる風習がありますが、今年もお隣の方が、「七夕飾りの竹、切っといたから」と庭先に竹を置いて行ってくださいました。その他にも、帰って来ると玄関先に家庭菜園のとれたて野菜が置いてあったり…。とにかく山都町の皆さんは気持ちがあったかいし、挨拶も地域で声かけあって…これも都会ではあまり見られないことです。
 
 

移住者へのアドバイスは?

食べ物に恵まれ、家賃が安いなど生活費は安く済みますが、やはりここで長く生活していくとなると、自分でやりたい事のイメージをもって来た方が良いと思います。仕事が多い場所とはいえませんので。都会では、働いて生活のための収入を得る、というのが普通でしょうけれども、ここではいろんな事を自分で計画しながら、自分で人生を切り開いていくという生活のおもしろさがあると思います。何か「芸」があったり、手に職がある人が、やはり強いですね。
 
 

これからの目標、夢は?

我が家は3人家族。子育てをすることで、私や夫も、子どもと一緒に成長させていただいている、というのが実感です。山都町移住を決めてから現在まで、ずっと人とのご縁のおかげで、ここまで乗り切って来られました。ですから、「目標」や「夢」とは言えませんが、これからも人との出会いを大切に、予期せぬ人生を楽しんでいきたいと思っております(笑) 学校現場にもおりますので、我が子も含めた子どもたちの成長ぶりが気になります。子どもは可能性のかたまり。どの子も、未来に向けてまっすぐ生き生きと成長して欲しい、と思っています。
 
「理想の生活モデル」というものが崩れ始めている今の日本で、自分に出来ることは何か、どう動くいていくのが良いのか…。
子どもたちを思い、問題意識をもって挑戦し続ける熊本さん。
寺子屋では、子どもたちのわからないところ、勉強への苦手意識を少しでもなくしてあげたい、との事。夏休み限定寺子屋の、今後の在り方にも注目ですね! 私たちも応援します。
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