移住者インタビュー12 スピンオフ編
古閑髙年(こが たかとし)さん
当センターでは、移住者のインタビューを掲載してきましたが、12回目の今回はスピンオフ編。移住者を受入れる側です。
清和地域で移住者の受入を熱心にされている古閑石油社長 古閑髙年さんにお話しを伺いました。
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古閑さんは前回ご紹介したシリアル屋の永嶋さんの開店までのサポートや、移住者向けに空き家を買い上げ、改修し、移住者に安く貸し出すなど、移住希望者が地域に移住しやすいような取組みをされ多くの移住者のサポートをされています。今まで関わった移住者は10年間で30~40名ほどとか。清和地域で空き家調査や移住者とのお話しの中では必ずと言っていいほど古閑さんのお名前が出てきます。 そんな古閑さんにインタビューしてきました。 |
移住者の受入の取組みはどのようなことをされていますか?
移住者から相談があれば、空き家や土地などの所有者さんを紹介して移住のサポートしています。また、地域の空き家を探し買い上げ、町の補助金を利用させてもらって改修して貸出したりもしています。
地域へ移住者が入っていきやすいようなサポート等はされていますか?
地域の民生委員もしていますので、集落へ入る時に会合などへ移住者と一緒に行き、紹介しています。また、移住者への地域での暮らし方や集落への参加へのアドバイス等も行っています。
移住者の受入をサポートするというのはどの様な思いでしていますか。
地域の人口が減っていく中で、少しでも人が増えればという思いでやっている。自分の今までの人生で作ったネットワークがあって多くの方に協力していただいています。いろんな人から移住者の相談が自然と来るようになりました。移住してくる人と地域の人とを繋げるのは面白い。自分の仕事にも役にたっています。
地域の魅力を教えてください。
なんと言っても一番はこの自然だと思う。水がいい、渓谷が美しい、星がきれいなど清和地域内のどの地域かによってもそれぞれいいところがあるんです。また地域のお祭りなど地域の行事なども魅力だと思う。以前熊本日日新聞に取り上げていただいた子ども相撲は20人くらいの参加があり豪快な技が決まる度に観客から大きな歓声が上がって大変盛り上がります。
移住者によって地域への影響を教えてください。
なによりも子どもが増えたこと。清和小学校の児童数が移住者の子どもによって増えています。また、永嶋さんのように地域にお店をオープンして、地域がにぎやかになっています。また他にも農業をしたり、地域の農地や施設を守る後継者としても期待しています。
自分のネットワークや仕事を活かして積極的に移住者を受入れている古閑さん。
インタビュー中に質問とお願いに「よかばい!」と言ってなんでもOKしてくださることや「そぎゃんこと気にせんでもよかよか!」という豪快な人柄がとても印象的でした。
今後も地域の移住のお世話役として頑張っていただきたいです。
当センターとしても今後とも連携、協力してきたいと思います。