移住者インタビュー11
永嶋賀津子 51歳
家族構成:本人、母、妹、妹夫、妹夫婦子ども(11才、9才、6才)7人
熊本地震がきっかけでしごとセンターに移住と起業の相談に来られてから7か月。
家族7人で移住されて、4月にカフェをオープンされた永嶋さんにインタビューをしてきました。
現在のライフスタイルを教えて下さい
4月20日に清和地区大平に穀物総本店シリアル屋をオープンしました。当店ではカフェメニューとパスタ、ピザ、サンドイッチなどの軽食も出しています。お米100%で作ったせんべいも販売しています。今後は穀物屋総本店の商品としていろんなところでお買い求めいただけるようにしてきたいと思っています。5月からは日替わりランチ(10食限定)も始める予定です。
清和地域の方に愛されるようなお店にして、山都町、観光客の方など多くの人に着ていただけるようなお店にしたいです。
![](https://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/shigoto/kiji0035420/3_5420_262_up_8x3tc26b.jpg) | ![](https://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/shigoto/kiji0035420/3_5420_263_up_i78s4jwd.jpg) |
218号線沿いの古閑石油横にお店はあります | 水色の建物です |
山都町に移住した理由は何ですか。
もともとお店がしたくて数年前から準備していました。昨年の4月11日に前に務めていた会社を辞めて、熊本市か益城町あたりにお店を出そうと思っていたところに4月14日の地震がありました。私達大人もとても大変な日々でしたが、何より一緒に暮らしていた妹の子ども達には精神的なダメージが多きかったようです。子ども達にとっては次々と周りの家がなくなっていくのがとてもショックだったのだと思います。
家は半壊の判定を受け、元の場所に新しく家を建てるか、別の場所に建てるか考えていました。地震直後は妹の旦那さんの清和地域の郷野原の実家に半月の間、地震が落ち着くまで避難しました。その時の子ども達は郷野原の自然の中で楽しく遊んでいた。また地域の方にも優しく接していただいた。そのことを考え、子どもたちをこの自然の中で地域の方に見守っていたける中で育てたいと思ったことが一番の移住の理由です。
インタビューのようす
お住まいの物件に住むまで、お店を出すまでの経緯を教えて下さい
最初山都町にはホームページを見て、山の都地域しごとセンターへ相談に伺いました。清和地域でお店を出したいということをお伝えして、いろいろ空き店舗を探していただきましたが、大平の古閑石油さんを紹介していただき、郷野原の実家の義父も兄弟の方たちもお知り合いということで、古閑社長には親身になって協力していただき、古閑石油の横の建物を改装して出店することになりました。住宅は郷野原の実家の方に土地を紹介していただき、現在建設中で7月に完成予定です。
山都町に住んでみての感想を教えて下さい
まだ清和地域しかよく知らないですが、大好きな町です。夜の星空は特に素晴らしいです。人もいいですね。
山都町の魅力は何だと思いますか
居心地がいいところ。季節ごとの春の温かさや冬の凛とした空気など、星空、自然などもいろんな表情を見せてくれるところです。移住する前にも郷野原の家でそんな四季を感じながらぼーっと過ごすのが好きでした。
近所の方とのお付き合い、交流はありますか
古閑石油さんには移住からお店のことまで本当によくしていただきました。開店の時も開店前から大きなお祝いのお花を持ってきていただきました。また、早速近所の方がお友達を連れて来店していただいたりしています。お店の前を通学で通る小学生の子とお話していて「今度、お父さんとお母さんに連れて来てもらうけん」と言って本当に家族で来店していただいたこともありました。
これからの目標、夢はありますか
このお店を地域の方に見守っていただきながら永くやっていきたいです。
営業時間:11:00~21:00(オーダーストップ20:30)
店休日:火曜日
地域のカフェとして永くやっていきたいという永嶋さんの言葉がとても印象的でした。
インタビュー中にも地域の方のお話しが何度も出て来て、永嶋さんの地域に対する思いが感じられました。きっと地域のカフェとして人が集まる場所になることでしょう。