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移住者インタビュー10 楠林京子さん

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移住者インタビュー10 楠林京子さん


楠林京子さん 58才 移住歴:27年 家族構成:本人、旦那さん

 

27年前に福岡から移住され、現在、蘇陽地域の旧大野小学校を拠点に様々な活動をされている楠林さんにお話しを伺ってきました。

 

現在のライフスタイル、活動内容を教えて下さい。

米作りをしながら大野自治振興区再生プロジェクトの事務局や地域づくり部の活動をしています。具体的な活動内容としては「おおのまなび舎カフェ」を火曜日にオープンしています。まなびやカフェではカフェとしての場づくりのほか、タンスにねむっている着物をリフォームしてモンペ作りなどの手作りのイベント「ちくちくカフェ」などもしています。また地域で行われるイベントの企画や準備運営をしています。今は11月19日(土)の「おおの笑学校 ふるさと秋まつり」の出店担当として準備等をしているところですね。また、蘇陽南小学校の学童保育の支援員の補助もさせていただいています。

 

旧大野小学校にまなび舎カフェはあります。

カフェの中に設置されている大野のよかもんコーナー。大野ブランドお米の袋や玄米コーヒーなどの加工品、手作りの帽子など地域で作られたものが販売してあります。

 

おおのまなび舎カフェのお知らせ通信です。イベント情報などまなび舎カフェの楽しい活動が盛りだくさんです。※12月20日(火)クリスマスリースつくりは11月29日(火)に変更になります。11月19日㈯大野自治振興区主催で行われる「ふるさと秋まつり」のチラシです。地元の味が楽しめ、天然木によるミュージカルなどのステージ、子どもコーナーなど地域の方の手作りのイベントです。

 

 

 

山都町へ移住した理由は?

不思議な縁がたくさんあってこちらに移住しました。
27年前福岡に住んでいた頃に旧蘇陽町であった「へそ村まつり」で初めてこの地域を訪れました。そのお祭で地域の方ととても仲良くなり、その後も交流があり家に泊めていただいたりしてこの地域に度々訪れるようになりました。高校の同級生だった夫と再会したのもこのお祭りでした。お互いこの地域が気に入り、移住の計画をしていた時に土戸集落の方に空き家を紹介していただきここに住もうと思いました。

 

 

 

お住まいの物件、地域に住むまでの経緯を教えて下さい。

最初に住んだ家を見たときは周りの景色の素晴らしさに感動したのを覚えています。家は五右衛門風呂、外トイレという古い物件で楽しく住んでいました。床がぬけいている部屋があったり、お風呂を沸かすのに2日かかったりと大変なこともありましたが(笑)
また、旅人や外国の方が家に滞在したりして今でいうシェアハウスやゲストハウスみたいな感じでした。思い出に残っているのはオーストラリア人のヘニー。ヘニーには子どもの世話など家のことをよく手伝ってもらったりしていました。ヘニーは長く滞在していたので、たまたま地域の学校の外国語の教員に空きがあり、採用され1年間教員となりました。

 
 

山都町に住んでみての感想を教えて下さい。

最初は結婚して家庭を持ってその中で地域に溶け込むというのが難しかった。どういう関係を築いていいか分かりませんでした。地域の活動に参加していく中で地域の一員となっていったと思います。移住して19年ほどたった頃に病気だった父を呼びよせて一緒に暮らしていました。父が亡くなった時に組内や地域の方に父の葬式でお世話になりました。みんなに見守ってもらって父を天国に送り出せたこと、とても感謝しています。家族じゃないけどその次の広がりが集落の中にあるのだと思います。これからも土戸集落とのお付き合いもより大切にしていきたいと思います。
 
 

山都町の魅力はなんだと思いますか?

夜が暗いとか自然のあたりまえのことがわかること。福岡に住んでいて工事現場でアスファルトの下に土があるのを見て、あたりまえのことだけど忘れていたことに気づいたことがありました。ここでは自然をちゃんと感じれることです。あと、基本的な体験ができることだと思います。米を作る、薪を拾ってお風呂を沸かす、栗を拾うなど生活に直結することをできます。特に薪拾いは好きで貴重な時間だと思います。また、自家製味噌作りなど自分で作れるものはこれからも作っていきたいですね。
 
 

地域の方との交流について教えて下さい。

まなび舎カフェのお客さんは多くはありませんが、誰かは必ず来てくれます。少人数を対象とした活動も大切で一人一人にお相手してしきたいと思っています。今は地域の方を中心にワイワイ楽しく活動しています。

製作中のモンペはカラフルで素敵です。

ちくちくカフェの様子。地域の方が先生となって、みなさん真剣に取り組まれています。
 

これからの目標、夢は?

このカフェを続けていきたいです。少しずつ交流の輪が広がりいろんな事をやりたい人がたくさん集まれる、そして、情報発信できる場所にしていきたいです。
まなび舎カフェは地域の方が集う中で話し合いいろいろなアイデアが生まれます。
 
まなび舎カフェを拠点に地域づくりの活動に取り組まれている楠林さん。自分のペースで楽しみながら活動されています。「お客さんがたくさん来なくてもカフェが開いていることが大事」と楠林さんは言います。地域にこのような場があることが地域づくりの第一歩になる大事な場なのだと感じました。これからも地域の拠り所としてまなび舎カフェを続けていってほしいです。
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