日本防災社出「いざという時わが家の緊急ガイド」から
倒れたとき(意識障がい)
絶対安静にし、動かさない。
気道の確保をする。
からだを締めているものはゆるめる。
※注意事項
むやみに身体を起こしたりしない。正気に戻そうとゆすったり、抱き起こしたり、水を飲ませたりしないこと。
やけど
すぐに水で冷やす。(ゆるやかにかけ続ける。)
※注意事項
なるべく患部にふれないこと。冷やす場合も、水道の蛇口などを直接あてない。おおきなやけどは、へたに薬をぬらずに医師に治療してもらう。
外傷の出血
大きな出血は、まず止血。(上腕にかけて圧迫止血。)
止血点を圧迫する。(止血点=触れると脈拍を感じるところ)
※注意事項
人は、かなりの出血に耐えられるので、あわてて汚れたままで傷口を押さえない。手を洗い、消毒液で拭いてから処置に当たる。傷口の圧迫の際も、脱脂綿やちり紙を直接当てたり、薬を勝手にぬらないこと。(医師の治療を妨げるため。)
骨折
患部を締めているものはゆるめる。
そえぎ(副木)をする。
骨折部を安定させる。
※注意事項
ケガの程度を勝手に判断したり、むりに動かそうとしたりしない。骨は、細菌感染に弱いので、骨が露出している場合は、不潔にならないように注意し、大至急、病院に連絡する。(消毒などはしないこと。)