11月は児童虐待防止推進月間です
令和2年度児童虐待防止推進月間標語
「189(いちはやく)知らせて守る 子どもの未来」
児童虐待に関する相談件数は、全国的に増加しており、子どもの生命が奪われる重大な事件も後を絶たないなど、児童虐待問題は社会全体で解決す
べき重要な課題となっています。
こうした状況を踏まえ、平成16年度から児童虐待の防止等に関する法律が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と位置づけ、児童虐待防止
のための広報・啓発等の取り組みを全国的に実施しています。
体罰が許されないものであることが法定化されました。
令和元年6月に成立した児童福祉法等の改正法において、体罰がゆるされないものであることが法定化され、令和2年4月1日から施行されました。
なぜ体罰や暴言をしてはいけないのか
体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、「しつけ」と称した暴力なども含め、体罰等が繰り返される
と、心身に様々な悪影響が生じる可能性があることが報告されています。
安心感や信頼感、温かな関係で心地よい親子関係を
子育てを担うことは、大変なことです。子どもに腹が立ったり、イライラすることも…
日頃から子育ての具体的なポイントを参考に子どもと向き合い、周囲の力を借りながら子育てしていきましょう。
子育ての具体的なポイント
・子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう
・「言うことを聞かない」にもいろいろあります
・子どもの成長・発達によっても異なることがあります
・子どもの状況に応じて、身の回りの環境を整えてみましょう
・注意の方向を変えたり、子どものやる気に働きかけてみましょう
・肯定文でわかりやすく、時には一緒に、お手本に
・良いこと、できていることを具体的に褒めましょう
保護者自身の工夫のポイント
・否定的な感情が生じたときは、まずはそういう気持ちに気づき、認めることが大切です。
・自分の時間や心に余裕がないときは、深呼吸して気持ちを落ち着け、ゆっくり5秒数えたり、窓を開けて気分転換しましょう。
・周囲の力を借りると解決することもあります。勇気をもってSOSを出すことで、まだ気付いていない支援やサービスに出会えたりします。
児童虐待について
児童虐待とは・・・
身体的虐待 | 殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、 やけどを負わせる、溺れさせる、家の外にしめだす など |
性的虐待 | 子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など |
ネグレクト | 乳幼児を家に残して外出する、食事を与えない、ひどく不潔なままにする、 自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない、 他の人が子どもに暴力を振るうことなどを放置する など |
心理的虐待 | 言葉により脅かす、無視する、きょうだい間で差別的な扱いをする、 子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV) など |
子どもや保護者のこんなサインを見落としていませんか?
子どもについて
・いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
・不自然な傷や打撲のあとがある
・衣服やからだがいつも汚れている ・落ち着きがなく乱暴である
・表情が乏しい、活気がない ・夜遅くまで一人で家の外にいる
保護者について
・地域などと交流が少なく孤立している
・小さい子どもを家においたまま外出している
・子育てに関して拒否的・無関心である/強い不安や悩みを抱えている
・子どものけがについて不自然な説明をする
相談窓口
・児童相談所全国共有ダイヤル TEL:189(いちはやく)
・熊本県中央児童相談所 TEL:096-381-4451
・山都町役場 福祉課 TEL:0967-72-1229
・山都警察署 TEL:0967-72-0110