検察審査会とは
検察審査会は、刑事裁判について検察官がした不起訴処分の善し悪しを、犯罪の被害者からの申立てなどに基づいて審査することを主な仕事としている組織です。検察審査会は、刑事手続の中に国民の良識を反映させ、よりよい刑事司法を実現するために設けられている制度です。一般の国民の中からそれぞれの地域ごとに抽選で選ばれた11人の検察審査員で構成され、全国の裁判所の中に置かれています。
検察審査員は裁判員と異なり、直接裁判の手続きには参加しません。詳しくは、「最高裁判所のホームページ 検察審査会(外部リンク)」をご覧ください。
検察審査員の選ばれ方
(1)前年8月下旬
山都町の選挙人名簿登録者数(有権者数)をもとに、検察審査会事務局が山都町民から選ぶ検察審査員候補者予定者の人数を決めます。
(2)前年9月下旬
山都町選挙管理委員会が、山都町の選挙人名簿に登録されている方の中から検察審査会事務局が決めた人数分の検察審査員候補者予定者を抽選で選びます。
この抽選は、最高裁判所が開発したプログラムを用いて、コンピューターで無作為に行います。
(3)前年10月15日まで
山都町選挙管理委員会は検察審査員候補者予定者名簿を作成し、検察審査会事務局に提出します。
(4)前年秋
検察審査会事務局は各区市町村から集まった検察審査員候補者予定者名簿に基づいて検察審査員候補者名簿を作成します。
(5)前年12月頃まで
検察審査員候補者名簿に記載された方には、検察審査会事務局から名簿に記載された旨の通知が届きます。
※この通知は、翌年の2月から翌々年の4月までの間に検察審査員または補充員に選ばれる可能性があることを事前にお伝えするもので、あなたが検察審査員になったことをお知らせするものではありません。
(6)検察審査員決定
毎年4回検察審査会事務局が抽選を行い、検察審査員候補者名簿の中から検察審査員および補充員を選びます。選ばれた方には検察審査会事務局から通知が届きます。