2.清和村

 旧清和村高月地区出身に林仙之(なりゆき)陸軍大将がいます。この人の遺筆に「政清人和(せいせいじんわ)」とあります。出典は、中国の元帝が諸葛道明の統治を称賛した詔にある言葉だそうです。

 ちなみに、この諸葛道明はあの三国志に出てくる諸葛孔明の親戚です。

 「政清人和(せいせいじんわ)」とは、「政ごと清ければ人おのずから和す」との意味です。これから「清和」と云う村名が名付けられました。

 

(1)大川について

 清和地区の中心に大川があります。緑川支流の大矢川中流の右岸に位置し,明治八年に平野と合併し,大川の大と平野の平を組み合わせた大平となりました。もともと大川は,大矢川に隣接していたので大川と名付けられたものだと思います。

 ちなみに,大川の大矢川を挟んだ川向こうは米生です。こここは,旧阿蘇郡の小峰村に所属していました。
2021年09月03日更新