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 一昨年の熊本地震で布田神社境内も甚大なる被害を受けました。ここにUpしている写真は何れも震災前の写真です。境内地の拝殿左側へ回ると、布田翁の偉業を讃える「頌徳(しょうとく)の碑」があります。長文の漢文調で書かれています。まずは、布田家の家系について説明があり、白糸台地の窮状が述べられ、布田翁が通潤橋架橋を志すに至る思いが描かれています。さらには、工事に当たっての艱難辛苦の後に偉業を成し遂げ、その偉業が天朝に届いたと書かれています。最後は、地方有志らの決議によってこの記念碑が建立された様子が書かれていました。この記念碑を読むだけで通潤橋架橋の一大ドラマが目に浮かびそうです。

 しかし、なかなか読みつらいですね。白文で返り点などがないですからね。何よりも、大きな記念碑ですからよじ登らないと読めません。ぜひ、読み下し文による説明板が欲しいですね。神殿真後ろには水神さんを祀った石碑があります。しめ縄が張られています。

2018年04月12日更新